上海日本語補習クラブ 代表挨拶


上海日本語補習クラブ(以後補習クラブ)に興味をお持ちいただきありがとうございます。

 

今、ご覧いただいている方はきっと、「子供の日本語教育どうしよう」、「補習校と塾どっちが良いかな」など、それぞれ不安や悩みをかかえていることでしょう。

この補習クラブを立ち上げるきっかけになったのも、そんな同じ思いからでした。

 

上海は日本人が多いこともあり、日本人学校、塾や家庭教師、日本語教室など選択肢は多いものの、私たちが思い描くものではありませんでした。

そこで右も左もわからない7人の保護者が、『上海に補習授業校を作ろう!』と立ち上がったのが2013年5月のことです。

日系マンションの会議室で、保護者が先生役になって国語の教科書をみんなで読んだり、漢字練習をしたり、寺子屋の様にスタートしました。

そして同じ年の10月に外部から先生を迎え、正式に『上海浦東日本語補習クラブ(後に上海日本語補習クラブに名称変更)』が開校したのです。

 

補習クラブの運営は、設立当初から“保護者によるボランティア運営”です。

自分の子どもの教育ですから、人任せではなく保護者が協力し合ってみんなで子育てしていこう、という思いから、活動スケジュールや様々な行事計画、会計に至るまで、全て保護者が担っています。

ですから、送り迎えだけをする習い事をイメージされている方には不向きかもしれません。

 

補習クラブの魅力は、第一に「環境の似た者同士、集団で学べること」、第二に「海外にいながら、日本語でコミュニケーションが取れること」、そして第三に「日本の行事が体験できること」。

塾や家庭教師では経験できない、入学式・卒業式はもちろん、日本的な運動会や学習発表会、社会科見学もありますし、子どもたちは普段の学校とは違う、補習クラブだけの友達関係を築く事が出来ます。

また、保護者同志が、子育ての悩みや学習面など気軽に相談したり、情報交換したり出来るのも補習クラブならではといえます。

 

補習クラブはたくさんの方々の支えで、昨年10周年を迎えることが出来ました。

設立当時の子どもたちはすでに補習クラブを卒業し、世界中で活躍中です。

少しでも補習クラブの活動に興味を持っていただき、子どものために、補習クラブのために、積極的に参加いただけるご家族からのお問合せ、お申込みをお待ちしております。

 

代表 金田宏香