上海日本語補習クラブ 趣意書


1.目的

上海市およびその周辺に在住し、国際学校や現地校等に通う日本語を母語とする子女に、母語としての日本語および日本文化、習慣の教育を行うことを主たる設立の目的とする。

① 子どもたちが将来日本に帰国した際に、困らない程度の日本語によるコミュニケーション能力、学力を身に付ける。

② 異文化・異環境の中で暮らす子どもたちが、日本人としてのアイデンティティを確立するために、確かな日本文化や伝統を体験する。

③ 保護者有志が集まり、ボランティアにより運営していく。

 

2.目指す学校像

〇子どもたちが明るく、楽しく、元気よく、喜んで通えるような学校

〇日本人としての知性と徳性を備え、真の国際人として生きる力を育てる学校

 

3.実践内容

① 文部科学省学習指導要領に沿って、国語を中心とした基礎学力を培う。
文部科学省認定教科書を中心に学習する。

② 心身ともに健やかで、思いやりのある日本人の素養を培う。

・日本の学校生活を疑似体験出来るような取り組みを行う。

(例:挨拶・日直・ラジオ体操・係活動など)

・集団としての学び合い、高め合いを醸成(じょうせい)するような環境を整える。

*醸成:一定の範囲の人々の間に少しずつ特定の雰囲気や考え方などを形成すること

③ 機会あるごとに日本の文化を経験し、日本人としての心や考え方に触れることを通して、国際性豊かな人間性を育む。

・日本の季節の行事を行う

・日本の文化を世界に伝える架け橋になれるような子どもに育つような取り組を重ねていく。

 

4.対象となる子ども

〇母語が日本語で、国際学校や現地校等に通う子ども(日本人学校は対象外)

〇ある程度の日本語能力と集団生活適応能力がある子ども

 

制定 2013年(平成25年)5月5日上海補習授業校設立準備委員会

改定 2024年(令和6年)10月1日上海日本語補習クラブ運営委員会